ランタンルージュ lanterne rouge

のる、のむ、よむ

ガラスの貧脚かく走れり、BRM622西東京400富士大回り

400kmは夢のまた夢と思っていたので、「このわたくしが完走とは…」と嬉しさより驚きを強く感じております*1。ただ、ブルベでの膝の故障も2度目なので、これはよろしくありませんね。うーん。どうしたものか。誰か助けてくれないかなあ。←自分でやれ。←はい、すいません。

スタート〜PC1:好調なスタート、やる気十分


雨上がりの淡嶋神社
今回も西東京。ケルビムには6時過ぎに着、W2のスタートでした。400ともなると他の参加者が速そうに見え、やや気後れしつつ、淡嶋神社を出発しました。道志みちまではたんたんと、道志みちはしずしずと進みます。単独でも集団でもなく、この後何度かご一緒する方たちと抜いたり抜かれたりの同道でした。


POP過剰?
9:40頃、通過チェックのクイズポイントへ。なかなかのペースです*2。「ほっと一息」の後、鬼門の山伏峠を目指します。峠直前の直線の坂の繰り返しが大の苦手でして*3。今回も案の定、脚をだいぶ削られてしまいました。メインの峠はここだけだよね、という勘違いもありました。


山伏峠も工事中。
通過後、PC1まで60km以上あるので、ローソン山中湖石割店で小休憩。いなりずし、飲むヨーグルトで補給です。この日世界遺産登録が決定した富士山がちらっと見えました。


見えませんが、富士山なのです。
記憶が曖昧なのですが、このあたりから左足親指に違和感があったように思います。まだまだ元気でしたが、今後対策を本気で考えないと…。とまれPC1までが今回のベストライドでした。R138、R139の混雑もどうということもなく、上りはてきとーに、下りはひゃっほいと楽しく乗れたのです。いつも・どこでもこうだといいなー。


本栖湖の絶景(のはずの)ポイントにて。
本栖湖でちょこっと休憩、豪快なダウンヒルをへて、PC1を目指したのですが、K9のノーチェックだった峠がかなりきつく、今後の不安を予感させるものでした…。大丈夫でしょうか。

PC1〜PC2:山梨県は暑かった(ような気がする)

PC1のセブンイレブン山梨六郷町店には13:21*4の到着、予測より50分程度の貯金です。カルビ弁当(小)、野菜ジュースで補給、足指や膝にエア・サロンパスをプシューとして*5、そそくさと出発です。つなぎの区間ですしね。R52(甲西道路)は退屈だなー、とたらたら走っていたら、途中で自動車の単独事故があったり*6、罰が当たったのか、雨のプレゼントが…。すぐに雨宿りして対応すればよかったのですが、暑いしPC2までもうすぐだと乗り続けたのが阿呆のなせる技で、身体はともかく足が濡れたのは失敗でした。

PC2〜PC3:富士川でまた雨

濡れた身体でPC2ローソン南アルプス街道店に到着(15:06)。バナナとどら焼き、飲むヨーグルトで補給、雨の止んだのを確認して出発です。鎮痛剤を飲んだのはここでだったでしょうか*7

道路が濡れている(のが乾き始めている)のがわかりますでしょうか。
この後がねえ、どうもいけません。富士川沿いのR52では途中からずーっと小雨で、楽しく下るだけと思っていたのが、上り返しも多く、心身ともにへろへろになりながらPC3へ到着です。216kmなり。

PC3〜PC4:沼津で集中力が切れる


日没のPC3です。
やれやれ半分だ、と鳥めし、赤飯おむすび、コーラを補給。18:29でした。頭も働かず、まあ、なんとかなるよね、とてきとーに出発です。あっという間に真っ暗となり、集中力も切れたのか、沼津市内の交差点でミスコース、と今思えば休憩入れるべきでしたね。PC3以降のBrytonのルートは表示させたのに、記録開始ボタンを押してなかったという大チョンボもありましたし。

どうでもいいことですが、伊豆半島駿河湾沿いの道は、以前よく大瀬崎に家族で遊びに来ていたとき車で通ったことあるなあ、と妙に懐かしかったのでした。まさか自転車で来るとはその時は思ってもいませんでしたが。

PC4〜PC5:夜中から夜明けまで

PC4はミニストップ中伊豆八幡店、店内でハヤシライスと野菜ジュースを補給です(21:52)。ここまで眠気がほとんどなく、仮眠をどうしたものか。眠ければCVSでひと眠りも考えていたのですが。

今回の新機軸として、ここで靴下とグローブを交換しました。意識していなかったのですが、足は濡れてふやけていて危険な状態でしたので、交換は大正解だったと思います。ただグローブの、スペシャライズドの指切からDeFeetのグローブへの交換は結果として失敗でした。後半手荷重となり、ゲルなしグローブは掌にきつかったのです。


冷川トンネル入口。ここが峠の頂上なのです。
暗闇の冷川峠をちんたらと上り、中伊豆バイパス交差点をなぜか自動車専用道路と勘違いしてミスコースしたものの、いっしゅんで気がついて元に戻って、峠をクリア。やったー、これからは下りだ、とダウンヒルへ。しかし、暗いなんてもんじゃありません。コワイヨーと泣きそうになりながらハブダイナモに感謝でした。

その後、沿線のマックスバリューのコインランドリーで仮眠を試みるも、うとうとしかけたしゅんかんに人が入ってきてびくっとなり、寝るのを諦め、痛む足指をだましだまし、途中CVS休憩*8を入れながらのろのろと、結構きついアップダウンのアップではもはやカタツムリの方が速いのではというスピードで伊豆半島を進みます。ときどき空を見上げるといい月でした。脚があったら楽しかっただろうな。

そしてついに早川口、小田原です。後はR1からR134、らくしょーじゃね、と身体をほぐすためのダンシングのしゅんかんに右膝がばきっと悲鳴を上げます。これが痛いのよ。それまでも若干の違和感はあったのですが、これはかなり…。

PC5〜ゴール:何とかなるものよ

しかしながら、意外という言い方が正しいのかどうか、右膝はライド中は何とかなりました。腹筋やハムストリングスに集中して回せばさほどの痛みはさほどありませんでした。漕ぎ出しはきつかったですけどね。

PC5ではコーヒーとパンケーキ(3:59)で休憩、スタッフの方と少し話したり(この時点で17人ほどの通過だったらしい)、写真を撮って頂いたり。もう朝でした。


途中の交差点にて。

残りはわずか、安全重視でちんたらと、そして6:25にゴール。今回はケルビム店内の受付でした。外でコーヒーを頂戴して、いつもいつもありがとうございます、少し雑談のあと帰路へ。店外のベンチに座っていたベテランらしき方から「右膝大変そうだね」と気をつかって頂いたのが心に沁み入ります。予想外に早い帰宅後は、風呂につかってこてんと寝てしまいました。

まとめ

ふー、疲れた。400だと長いですね。サイコンの数字的には距離397.78km、走行時間18:11:48、平均速度21.8km、獲得標高NR(ルートラボで3,768m)という結果でした*9。という次第で、走力、スタミナの増強は永遠のテーマとして、今後の課題は下記の通り。

  • 事前の地図読みを入念に。今回特にPC3以降が雑でした。ナイトライドだというのに。
  • 故障対策。足親指は急務かと。インソールを変えてみますかね。右膝にはまずはサポーターを。
  • 仮眠。ただ正直眠くならないとどうしていいのかわかりません*10
  • もっと余裕を持ってブルベを楽しむ。あせりすぎ、でしょう。

これでSRにリーチなのですが、残念ながら今年は600kmはスケジュール的に無理そうなので*11、秋はいくつか200km中心に上記課題(仮眠除く)に取り組みたいと思います。

次は去年に続き、新雛鶴ですかね*12。みなさま、どうぞよろしくお願い致します。

*1:やさしいコース設定なのでしょう。

*2:わたくし比。

*3:ほととんど同じように見える直線の坂が2本ございましょう。

*4:レシートの時間なので実際はその少し前。以下同様。

*5:そのあともPCごとに。

*6:警察の到着前でした。

*7:もう一回どこかで。記憶にありません…。

*8:ファミリーマート宇佐美海岸(0:01)、小田原過ぎてからローソン小田原酒匂店(2:31)。

*9:記録はCATEYE V3nがメイン。途中で少し止まっていたような気がします。

*10:仕事だと昼間でも簡単に眠くなるのですが。

*11:9/21は仕事なので。日程的に残っているのは北海道BRM803くらいでしょうか。膝が治るようだったら行っちゃおうかしら。

*12:イベントとしてはツールドふじのに息子1号&2号と出場予定。